先週、熊本出身の歌手・大庭照子さんの歌を、熊本市内の某ホールに聞きに行った。大庭さんとは、熊本に帰郷して間もなく阿蘇で開かれたコンサートを聞きに行って以来の付き合い。折にふれては飲み会で一緒になったり、音楽会に行ったりしてきた。時々KABにも遊びに来てくれるが、とにかくエネルギッシュ日本全国を走り回っておられる。今回は「シャンソン・カンツォーネをうたう」と題してのコンサートだった。

歌を聞いて驚いた。間もなく75歳になる。さらに本人の話だとガンの宣告を受けて数年になるとか。それなのに歌声に張りと伸びがあり、声量も十分。第1部のシャンソンの部を満喫させてもらった。実はボクは学生時代からシャンソンが好きで、いろんなコンサートにも通った。東京にいたころは銀座や吉祥寺のシャンソンバーや喫茶店に入り浸っていた時期もあった。40歳ごろから段々、遠ざかっていただけに、久しぶりに若返った気分になった。だれだ、ボクとシャンソンの取り合わせは、「ブタに真珠」と同じで、似合わないというのは。

第1部が終わったところで、大庭さんが「風邪をひいてカンツォーネを歌う声がでない」といいだした。第2部は後日、改めて開くとか。前日までは何ともなかったのにと、大庭さんは残念がっていた。会場内には大庭さんの健康を心配する人が多かった。みんな大庭さんを励ましていた。それにしても最近の大庭さんのスケジュールを聞いて驚いた。6月下旬は水俣や宮崎を回り、7月1、2日は福岡で、3日は熊本と殺人スケジュールだ。4月から9月までの半年間で全国40か所を回るそうだ。やはり無理が祟ったのだろうか。いくら若さが売り物とはいえ、張り切り過ぎだろうといささか心配になる

最近、大庭さんが発表した新曲がある。大庭さん自身が作曲した「長生き音頭」だ。歌詞を見て驚いた。「寿命50は昔のことよ 30、40はまだ子供 50、60はな垂れ小僧 70、80花盛り」だって。そうなると74歳の大庭さんは花盛りだし、ボクもこれから青春を迎える年齢ではないか。歌詞はさらに続く。「その意気 その意気 その元気 長生き音頭で ヨイショ サッとね ひと踊り」。恐らく風邪ぐらい「その意気」「その意気」と気合で回復させたに違いない。

念のため電話で問い合わせて見ると、風邪は1日で治り、5日からはカナダのバンクーバーに出向き、向こうで舞台に立っているとか。まさに「超人」ではないか。さらに第2部は9月下旬に再開する予定で、準備をしているそうだ。

話は違うが、いまや高校野球の真っ最中。若者たちが熱戦を繰り広げている。ところがわが母校は1回戦で敗退した。それも3安打で10点も奪われ、コールド負けを喫した。母校が姿を消すと、応援するチームがなくなる。こんなことを言ってはいけないのだろうが、ボクの心の中で今年の高校野球は終わってしまった。それにしてもわが母校の選手たちには大庭さんの心意気と若さを薬として飲ませたいものだ。なんていうのも選手たちを傷付けるかなあ。つい言い過ぎて申し訳ない。これも歪んだ愛校心の現れと思って許してもらいたい。

S姉さんのひとこと

特別顧問シャンソン、カンツォーネ…。
いや、決して「豚に真珠」と思ったわけではありませんが、ちょっと意外でした。 そんな、ご趣味があったんですね。気分だけでも若返られたならよかったです。

それにしても、大庭さんのお元気なこと!!私たちも見習わなくてはいけませんね。
デスクワークやってるだけで「疲れた」とかいっている場合ではありませんでした。
この炎天下に戦っている球児たちもいます。 私の母校も残念ながらコールド負けでしたが、でも、母校であるかないかにかかわらず、頑張っている姿には「涙、じ~ん」です。 相談役の歪んだ愛校心はともかく、みなさんは、ぜひ、今後の戦いにご注目くださいね!