梅雨明け前後から猛烈な暑さが熊本を覆っている。こんな時に戸外に出ようものなら蒸し暑さにやられてしまうゴルフなんてもっての外だ。と思っていたら、ゴルフをやらざるを得なくなった。それもこれもボクの物欲しげな行動と、さもしい精神のなせる業だ。はっきり言えば自業自得というところだ。

話は数週間前に遡る。ゴルフ用具を扱う某メーカーの九州統括部長が挨拶に見えた。前からの知り合いで、レディスゴルフなどで大変、お世話になっている。今度、新しいタイプのゴルフシューズの販売を始めたので、進呈したいということだった。ただし条件が一つある。そのシューズの使い具合を、このコラムに書いて宣伝してほしいということだった。

冗談ではない。神聖なコラムに宣伝などできるか。という思いも頭をよぎった。しかし、物欲がムクムクと頭をもたげてきた。アタマが真っ白になったボクは、つい「お安いご用です」と引き受けてしまった。ボクの高潔な人格はどこに消えていたのだろう。ともあれ、ボクは新しいシューズでプレーをせざるを得なくなったのだ。

で、そのシューズというのが表面ごく普通の形だが、内部地下足袋のようになっている。親指とほかの指の間に仕切りが入っているのだ。名付けて「タビライニング機能」というそうだ。この機能で身体の開き横流れ防止しやすくなり、スイング安定ショットパワーを与える。歩く時もつまずきにくく左右にぶれない。試しに履いてみたら、地下足袋か下駄を履いているような気持ちだが、地面に足が着いているという感じで、心地よい。高齢ヨタヨタ歩きのボクにとっては最適ではないか。

というわけで弟2人を口車に乗せて、ゴルフに出かけた。思ったよりも履きやすく、ボールもあまりブレることなく飛ぶ。ほとんどのコースで、ミドルなら2打ロングなら3打でグリーン近くまで行く。これは儲けものだ。スコアもベストに違いない。と期待していたが、それから苦行が続いた。100ヤード前後のアプローチでグリーンに乗るまで2打も3打もかかった。ひどいときは3オンで、パーボギーかと思っていたら、パットだけで5打も叩いたことも。

要するにウッドを使うときには新型シューズの効果はバッチリだが、アイアンを使う場合はほとんど関係なかったのだ。はっきり言うと、下手のクセには変化なくウッドで飛んだ分アイアンで帳消しになったわけだ。従ってシューズを頂いた部長には感謝するものの、スコアには関係なかった。これでは宣伝にならないか。いやいやウッドの分は十分、宣伝になるはずだ。たくさん売れるようになればいいなあ。

ところでスコアはいくつだったか。この際、公表したいのだが、KAB社内では個人のスコアは社外秘扱いになっている。社内の某君に言わせると、ボクのゴルフの水準でなく3か2。だからゴルフ(5ルフ)でなくサンルフ(3ルフ)ニルフ(2ルフ)だそうだ。頭の悪い奴ほど、下らないことを考えるものだ。まあ、あまり外れてもいないが…。ということで、ボクのスコアは推測してもらうしかない。

S姉さんのひとこと

地下足袋のようなゴルフシューズ?
なるほど。「つまずきにくい」シューズを、高齢の顧問に試してほしかったわけですね!
これで「百獣の王」の顧問のスコアもバッチリ!かと思いきや、そうでもない^^;
足指の踏ん張りが効いて、力強いショットが打てそうなものですけどねぇ。あ!コントロールはシューズの力ではどうにもならない…?
では、いっそのこと、ゴルフのスコアあきらめて「ウォーキングシューズ」としてどうでしょうか?「つまずきにくい」シューズなら、高齢の顧問歩くにもバッチリですよ!