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2021年9月17日(金)

山羊のいる球磨川 存続の危機

あさぎり町にある、「山羊のいる球磨川」。
1歳から5歳までの可愛いヤギと、ふれあえる人気のスポットです。

この施設の代表の白柿洋征さんは、10年前に子どもたちに”山羊とのふれあい”を通して、心の癒しを感じてほしいと、このふれあい広場を全て自分で作り上げました。
しかし、去年7月の熊本豪雨で、子どもたちの憩いの場とヤギ小屋が濁流に飲み込まれ、5頭のヤギが犠牲に。途方に暮れた白柿さんでしたが、地域のボランティアの協力もあり、被災から1カ月後に復旧することができました。

そして、希少な山羊の乳を多くの人に飲んでほしいと、去年「ミルク」と「飲むヨーグルト」、さらに、熟成させた「フロマージュ」を商品化。
運営資金の足しになればと期待していたのですが、コロナ禍で、訪れる人も減少し、この商品の存在を広めることができず、なくなく、廃棄せざるを得ませんでした。

年間を通して安定した供給を行うために、製品を長期保存できる「冷凍庫」を導入することを思い立ちます。しかし、その導入には高額な資金が必要になります。

そこで、新しい取り組みとして始めたのが、”クラウドファンディング”。
目標金額は50万円。1カ月での調達を目指し、見事達成。54人からの支援を得て、新しい「冷凍庫」の導入資金が集まりました。

この「冷凍庫」の導入は、長期保存するだけでなく、未来を見据えた意味もあります。
「跡を引き継いでいただける方が、おいで頂けることを待ち望んでおります。」と白柿さんは語ります。この先もこのふれあい広場を子どもたちのために残したい。その思いが原動力になっています。

「山羊のいる球磨川」では、山羊たちとふれあえる以外に、貴重な搾乳も体験することができます。
ふれあい体験や搾乳体験は、前日までに予約が必要です。
年中無休で、雨の日でも山羊舎の通路で遊ぶことができますよ。

また、紹介した商品の他にも、さまざまなセットメニューなどもオンラインストアで購入することができます。チェックしてみてください!!
【HP】あさぎり「山羊ミルク」shop

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