熊本地震の前震から14日で4年9ヵ月です。県内ではいまも234戸604人が仮設住宅などでの生活を続けています。3月までに仮設住宅の入居期限を迎える世帯は61世帯あり、そのうち1世帯は自宅再建のために延長します。生活再建が進む一方で仮設住宅で築いたコミュニティがなくなることを懸念する声も聞かれます。「益城だいすきプロジェクトきままに」の代表理事・吉村静代さんは「まだまだ心の部分では復興していないという声が皆さんから聞こえてくる。5年目、次につなげるためのことを少しずつでもやっていかなくてはいけない」と話していました。吉村さんは、再建した自宅の庭にテクノ仮設団地にあった舞台を移築し、今後、仮設団地で助け合った仲間と憩いの場を作っていきたいとしています。