南九州の清酒や本格焼酎を香りや味で評価する鑑評会が熊本市で開かれました。最近ブームとなっているフルーティーで華やかな香りも評価基準の一つになっています。
熊本国税局鑑定官 本村創室長
「伝統的なものを評価する評価軸と、新しいものを評価する評価軸の2軸にわたって、どういったものが今後期待されるのかを念頭に審査しました」
製造技術の進歩や品質の向上などを目的に、毎年熊本国税局が開いているもので、熊本・大分・宮崎・鹿児島4県の酒造メーカーから清酒部門・本格焼酎部門あわせて545点が出品されました。
優等賞に選ばれた129点のうち28点が熊本の銘柄です。
表彰式の後には、製造関係者による技術向上のためのきき酒会もありました。
夏の酷暑や、暖冬などの影響を受けたものの、各メーカーの努力によって酵母の特徴を生かした香りや味が調和した清酒に仕上がっています。
また、焼酎も特徴を生かした品質の良いものが多くできているということです。