治療法のない病の薬の開発に挑む熊本市のベンチャー企業が、新たに資金を調達し、事業を拡大すると発表しました。
投資家などから新たに4.6億円の投資を受けたのは、熊本大学発のベンチャー企業「StapleBio」です。
独自開発した「Staple核酸」と呼ばれる世界初の仕組みを用いて「希少疾患」や「指定難病」と呼ばれる、治療法のない病などの薬の開発に挑んでいます。
これまでの「Staple核酸」を用いた研究で一定の有効性が確認されたことなどから、新たなステージに進むため、投資家から資金を調達し、事業を拡大します。
創業者の一人勝田陽介准教授は「治療薬開発に不可欠なヒトへの臨床試験に向けて、大きく前進した」と話しています。