新型コロナウイルスの5類移行から1年。医療機関における感染対策の現状とは―
内原健文アナウンサー
「新型コロナウイルス5類移行から1年が経ち世の中は日常に戻りつつありますが、医療機関ではいまも制限を余儀なくされていると言います」
熊本市東区の熊本赤十字病院。新型コロナウイルスが流行していた時期は、入院患者の面会は禁止していましたが、去年6月から午後2時から4時までの間で15分、病室で、家族2人までという制限を設け、面会を可能にしました。
5類移行から1年が経ちましたが、今も制限を設けたままにしています。
奥本克己副院長
「一般の世の中と病院の中は、すごくギャップがあって、まだまだ医療機関としては、予断が許さない状況になっていますね」
490の病床があり、ひっ迫している状況ではありませんが、コロナを含むさまざまな感染症やセキュリティの面から、感染対策を継続しているといいます。
奥本副院長
「入院されている以上、我々はしっかり感染からも、いろんな危険からも、守らないといけないというのは、病院の使命だと思いますので、そこは譲れない部分があるというのはご理解いただきたいです」
一方で、面会の重要性も感じています。
奥本副院長
「患者さんにとっても、ご家族にとっても実際家族で会うというのが、一番の治療になると我々も考えています。治療の一環として面会していただきたいという気持ちは変わらずにもっていますので、定期的に(制限の)見直しもやっていかないといけないという思いはあります」