熊本県教育委員会は、飲酒運転をしたとして、男性教師2人を懲戒処分としたと発表しました。
懲戒免職処分を受けたのは、御船中学校に勤める男性教師(37)です。
県教委によりますと、男性教師は、去年11月、熊本市内の飲食店で開かれた勤務校の慰労会で、ビール10杯程度、焼酎2杯を飲んだ後、帰宅するために車を運転しました。
その際、交差点で中央分離帯に接触する事故を起こしたにも関わらず運転を続け、その後、車を放置し、タクシーで帰宅したということです。
警察官が自宅を訪ね、呼気から基準値の2.2倍のアルコールが検出されたということです。
菊池農業高校に勤める男性教師(37)は、去年12月、飲酒した8時間ほど後に、車を運転し、検問で基準値の約2.7倍のアルコールが検出されたとして、6カ月の停職処分となっています。
また、生徒3人分のテストの答案用紙や点数をSNSで特定の生徒に対して漏えいさせたとして、玉名教育事務所管内の中学校の男性教師(23)が減給処分となっています。
熊本県の白石伸一教育長は「県教育委員会として信頼回復に向け、引き続き教職員の綱紀の保持、服務規律の徹底を図り、教職員がこれまで以上に自覚と責任を持ち、不祥事を根絶できるよう、全力を挙げて取り組みを続けてまいります」とコメントを発表しています。