小学生の娘にお湯をかけるなどし、けがをさせた罪に問われている男の裁判で、熊本地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、熊本市中央区の会社員の男(55)は、2023年11月、自宅で、当時12歳の娘の左耳付近を手で複数回叩いたり、コップに注いだ熱湯を複数回かけたりして、全治約1カ月のやけどを負わせた罪などに問われています。
これまでの裁判で被告は「全て違います」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
28日の判決で、熊本地裁の中田幹人裁判長は「犯行は危険で悪質。今後の被害者らの成長に悪影響を及ぼすことも懸念される」などとして、懲役1年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。