水俣病の公式確認から69年、国と被害者団体の懇談は2日目に入りましたが、溝は埋まらないままです。
去年のマイクオフ問題への反省から、異例の2日間の日程で水俣を訪問している浅尾慶一郎環境大臣は、1日、去年発言中にマイクを切られた、松崎重光さんらとの懇談に臨みました。
松崎さん
「きょうはゆっくりしたもので、時間はいっぱいあるでしょうけん…」
去年までの環境省の台本には、被害者団体側の喋り始めから「3分でマイクオフ」と書かれていたと公表されていますが、きのう…
記者質問
「マイクを3分で切るシナリオを認識していましたでしょうか」
浅尾大臣
「はい、認識しておりません」
対話の姿勢への不信感はぬぐえず、被害の全容把握のための健康調査などの手法をめぐる議論も平行線をたどったままです。
午後には犠牲者慰霊式を迎えます。