浅尾大臣の認識をめぐって、追及を受ける場面も…。
被害者団体との意見交換の場で、去年のマイクオフ問題が起きた原因を問われた浅尾大臣は。
中山さん
「マイクを切るシナリオを用意していたわけですよ。わかります?」
浅尾大臣
「シナリオを用意していたという風に、私は認識していないですけど」
実際はどうだったのか。環境省は問題が表面化した去年5月、懇談の際の台本を公表。
「時間を短くしたから、後でしゃべらせろと言われた場合」など、状況ごとの対応方針が書かれ、「持ち時間が近づいた場合」の対応として「3分でマイクオフ」と明記されていました。
中山さん
「あるとすればなんて、生優しいもんじゃないですよ。現物を私たちも持っています。3分を超えたらマイクを切りますと、冒頭のあいさつの中で言うことになっていたんです。それを彼は飛ばして読んでいる」
実際に、司会が冒頭で読み上げる文面にも「マイクをオフにさせていただくことがあるかもしれません」と書かれていましたが、去年の懇談の場では、このくだりが読まれませんでした。
また、伊藤前環境大臣は、2017年の懇談から3分という時間制限をかけていたことを明らかにしています。
4月30日の懇談では、環境省の職員が「シナリオは数年前から存在していた」と説明。その後、浅尾大臣は記者から改めて認識を問われると…。
記者
「浅尾大臣、マイクを3分で切るシナリオは認識していましたでしょうか」
浅尾大臣
「はい、認識しておりません」
被害者団体からは、環境省内での情報共有の在り方への疑問が続出し、対話する姿勢への不信感が高まる結果となりました。