ゴールデンウィークは各地、多くの人でにぎわっていますが、熊本が誇る阿蘇では混雑や渋滞を緩和しようと様々な工夫をしています。
4日の阿蘇・草千里ヶ浜。朝8時半ごろには、すでに新緑の草原を散策する多くの観光客の姿が―
福岡から
「天気が良かったので、本当に気持ちいいですね。たくさん人が来るだろうと思って、早めに来て、じっくり見たいと思って来ました」
9時半をすぎると、徐々に車は増えていきます。
リポート
「午前10時前ですが、阿蘇山上では、草千里の駐車場に入る車で渋滞が発生しています」
人気の乗馬体験の営業が始まる1時間前。馬がのんびりと草を食べる中、すでに列ができていました。
乗馬体験した人
「結構待ちました。涼しくて景色がきれいで良いと思いました」
阿蘇山上や草千里では、例年、駐車場が足りず、大渋滞が発生していることから、阿蘇市は、阿蘇山スキー場跡地に約100台分の駐車場を準備。長時間利用する登山客などを中心に利用を呼びかけました。
小国町の杖立温泉街では、例年この時期まで、子どもたちの健やかな成長を願うこいのぼりが杖立川の上を泳いでいますが、今年は―
熊本市から
「例年5月6日までみたいに書いてあったので来たんですけど、終了していました」
「思ったより少なくて、スムーズに来れたのは、ここに着くまでは理由がわかりませんでした」
鹿児島から
「こいのぼりを見に来ようと思ったんですけど、終わっていて残念でした」
杖立温泉観光協会は、渋滞を回避するため鯉のぼり祭りを1か月前倒しで開催し、4月24日で終了しました。
日にちをずらしての開催に、連日多くの問い合わせがあったようですが、結果的に混雑の緩和につながり、川遊びや足湯などゆっくりと温泉街を楽しんでもらえているといいます。
杖立温泉観光協会
「旅館の方もいっぱいになっているみたいなので、温泉地でのんびりという形でお泊まりいただけていると思います」
来年以降については、今年の状況を踏まえ、検討するとしています。