ゴールデンウィーク最終日の6日は雨とあって、熊本市の映画館は、多くの人でにぎわいました。ファミリー向けの娯楽作品がひしめくなか、異例のヒットとなっているのが「教皇選挙」。急死したローマ教皇の後継を決める選挙「コンクラーベ」を舞台に、ローマカトリック教会の高位聖職者、枢機卿たちの陰謀や駆け引きを描いたミステリー作品です。
熊本で唯一上映しているTOHOシネマズはませんでも、上映回数を増やす対応をしています。
支配人
「実際にローマ教皇が亡くなったというニュースが入って以降、注目度が高くなったようでして、1日満席になってしまって、翌日の上映回をご案内するケースもございました」
想定の2倍を上回る動員数のきっかけは、現実世界のニュースにあるようです。
記者
「実際にあす7日からバチカンで教皇選挙、コンクラーベが行われるわけですが、その現実とシンクロした内容に、映画への関心がこの熊本でも急速に高まっています」
南米出身として初の教皇を12年間務めたフランシスコ教皇が4月、88歳で死去。外部との接触を断たれた枢機卿たちが非公開の密室で行う選挙「コンクラーベ」が7日から始まります。
映画を見た人たちに聞いてみると―
「実際に現実世界でもこういうことが起こっているんで、余計見に行こうと思って、今回見に来ました。二転三転するストーリーが面白くて、最後がエー!っていう感じでした」
「宗教のことだけでなく、いろんなことを多面的に考えて教皇が選ばれるということで、すごく印象に残る映画で面白かったです」