熊本県内の製造業の技術力の向上などに貢献した企業を表彰する熊本県工業大賞の表彰式が15日に行われました。
大賞は、異種要素間の関係性を解明する解析ツールを開発した平田機工が受賞しました。
また、健康社会の実現に向けて貢献した企業に贈られるウェルビーイング賞は、熊本市南区で食品の製造販売をするトイメディカルが受賞しました。評価されたのは、独自の塩分コントロール技術で商品化した新発想の調味料「零(しお)」の開発です。
高血圧などの生活習慣病のリスクとなる塩分の過剰摂取を軽減することを目的に、7年かけて完成しました。
トイメディカル商品本部長
「世界の健康課題の1つである塩分の過剰摂取という問題に対して、熊本から日本、世界に対して、新しいアプローチを提案し続けていくことが使命」
トイメディカルは、ヘルスケアや介護分野への応用なども目指していて、今月熊本市で開かれるスタートアップワールドカップの九州予選にも出場します。