34年ぶりとなる高水準です。熊本県内の企業で平均5%の賃上げです。
賃金・労働条件の改善などに取り組む連合熊本が、ここまでの春闘の集計結果をまとめました。
バブル期に高水準を記録した賃上げ率は、2000年代に入って1%台で推移していましたが、ここ数年で急激に上昇。県内67組合の今年の平均賃上げ額は1万3786円で、賃上げ率は5.0%となりました。
5%台となるのは1991年以来、34年ぶりです。
業種別では情報・電力が最も高く、自動車製造・造船が続いています。
要因となっているのが、物価高対策として政府が賃上げを支援していることや、TSMCなど高待遇の企業の増加。連合熊本は、県内企業が人材確保や流出防止の観点から、初任給アップなど賃上げに踏み切っているとしています。