夏目漱石が熊本で過ごした4番目の旧居跡の記念碑が建てられ、式典が開かれました。
式典は17日、記念碑の近くにある熊本市中央公民館で開かれ、関係者や漱石ファンなど約60人が参加しました。
白川右岸の「井川淵町旧居」は漱石が約4カ月住んだ家で、現在建物は残っていませんが、漱石の足跡を残そうと100mほど下流の明午橋脇に記念碑が設置されました。
記念碑には漱石がこの家で詠んだ句が漱石自筆の文字で刻まれています。
(くまもと漱石倶楽部 吉村隆之会長)
「今の時期はとても気持ちのよい川風が吹いています。そこで漱石の本をめくっていただくと『こういうところで漱石さんも暮らしたのかな』と実感していただけるのではないかなと思います」