熊本県大津町の女子中学生が町の主催事業でプールで溺れ死亡した事故について、検証委員会は「危機認識と対策が十分でなかった」と結論づけました。
去年7月、大津町主催の国際交流事業で、女子中学生が姉妹都市のアメリカ・ヘイスティングズ市を訪れていた際にプールで溺れ、死亡しました。
医師や弁護士などの有識者で構成する検証委員会は16日「水深およそ4メートルあるプールというリスク度が高いプログラムであるのに対して、危機認識と対策が十分でなかった」とする報告書を町に提出しました。
対策として、事前のリスク学習の実施などを提言し、遺族の意向も踏まえ「リスクを十分に検討したプログラムを策定した上で、事業の継続を望む」と結論づけました。