物価高騰のなか、ガソリンは値下がりです。調査がなかったゴールデンウィークを除き、4週連続となります。
経済産業省の発表によると、熊本県内のガソリン価格は、19日時点で1リットルあたり181.6円。4月からわずかではありますが、下がり続けています。
こうしたなか、政府は22日から、物価高対策として、ガソリン価格の抑制を目的とした新たな補助制度を始めます。
22日以降、最初の1週間は5円、その後は価格の動向を見ながら、段階的に補助を追加し、最終的には1リットルあたり10円を定額で補助します。
補助の開始は22日からですが、熊本県内では開始を待たず値下げに踏み切ったガソリンスタンドも多いようです。
記者
「熊本市南区のガソリンスタンドでは、今月10日から1リットルあたりのレギュラーガソリンの価格を173円から168円に値下げしたということです」
熊本市南区のガソリンスタンドでは、補助開始の2週間近く前から、1リットルあたり5円の値下げ。「安くなってから購入したい」といった利用客の声を受けたもので、買い控えで在庫を抱えることや、補助開始後の給油の混雑を防ぐ狙いもあります。
利用客
「安い時に入れようと思いますけどね。特に熊本は車がないと不便なので」
「10円は大きいかなと思うけど、もうちょっと下がってもいいかなと思う。2、30円下がったらだいぶん安くなったと思う」
「辛い。150円ぐらいになってくれないと年金暮らしだから」
販売する肥後石油は「今月分の利益はほとんど得られないが、今後も安心して購入してもらえるよう可能な限り低価格で提供していきたい」としています。