熊本地震からの復旧工事が進む熊本城の宇土櫓で、骨組みの解体工事が完了しました。
記者
「宇土櫓で進んでいる骨組みの解体工事、その最後の作業となる地階の柱が取り外されています」
熊本地震で傾くなどの被害を受け、一度全てを解体し、修復される宇土櫓。去年12月に素屋根が完成し、本格的な解体作業が進んでいましたが、22日、櫓の最も下にある柱が取り除かれ、骨組みの解体が完了しました。
来年1月までに、残る基礎部分を解体し、2032年度の復旧完了を目指して調査・工事を進める予定です。
担当者
「熊本城を管理する立場としては(宇土櫓が)一旦なくなったというところで、寂しい気持ちですが、しっかり設計を進めて、復旧工事を確実に目標とする令和14年度(2032年度)までには完了していきたい」
また、地震でゆるみが生じた東十八間櫓などの石垣の解体作業も始まりました。
この解体に伴う調査では、埋まっていた石垣や、明治時代の小銃に付属する部品などが発見されています。