下校する小学生を見守るのは、留学生。
異文化交流などを目的に始まった、新たな取り組みです。
留学生
「はい、気を付けてね~」
熊本市東区で下校中の小学1年生を見守っているのは、近くにある、専門学校湖東カレッジに通う留学生です。
地元自治会は、20年間見守り活動を続けています。
地域住民との交流を通して、留学生に異文化を理解し、コミュニケーション能力を養ってもらおうと、湖東カレッジが自治会に話を持ち掛け、今回の取り組みが実現しました。
自治会長
「今年は(活動を初めて)20年ということで、留学生の皆さまと一緒に子どもたちを守ろうということ、スタートができて本当にうれしく思っています」
ネパール出身のダカル・ウルミラさんは、発会式で「もっと日本人と仲良くなりたい」「子どもたちを守りながら、皆さんともっと交流できるようにがんばります」と挨拶しました。
この日は日本語科の2年生17人が、児童が多く通る道や、交通量の多い交差点など、6カ所に分かれ、言葉をかけるなどして下校を見守りました。
留学生
「子どもたちはとてもかわいい。楽しかった。」
「とてもおもしろかったです」
「日本のことについてたくさん学べるので、留学生にとってはとてもいい取り組みだと思います」
留学生たちは、6月9日まで毎週月曜日に見守り活動に参加する予定です。
湖東カレッジ・山下教務
「(今は)近場の地域だけで、留学生が日本人の方たちと協力して、子どもたちを見守っていくということやっておりますけれど、今後幅広く、多くの地域で留学生たちが日本人の生活の中に入って、一緒に共生共存していくこと。日本語教育機関としても頑張って取り組んでいきたい」