熊本市の吉村健治市議会議員が会見を開き、2023年度の政務活動費として交付を受けた人件費75万円分について、実際に働いていた人とは別人の名前が書かれた領収書や雇用契約書を提出していたなどとして、陳謝しました。
吉村議員
「ご疑念をいただかせるような事態になったことに深く陳謝を申し上げます」
吉村議員の説明によると、実際に働いていた人に賃金を支払っていたものの、支援者が誤って、別人の名義で領収書などを作成。自身も、市議会への提出書類の確認を怠ったとしていて、私的な流用については否定しました。
吉村議員
「中身に対して、私がほとんど議員としてはちょっとあれですけど、面倒くさがり屋で、中身をチェックせずに、そのまま出してしまった経緯がございまして。自分自身でミスと思っていなかったというので、訂正を恥ずかしながらさせていただいた次第です」
吉村議員は、すでに政務活動費収支報告書のうち、15枚の書類について名義を訂正して再提出しました。
道義的責任として、訂正を届け出たのと同額の75万円を市に返還する意向も示しました。