熊本市の開新高校出身のプロボクサー、重岡銀次朗選手が、24日の世界戦の後に開頭手術を受け、規定により引退となることになりました。
IBF世界ミニマム級元チャンピオンの重岡銀次朗選手は、今月24日の世界戦で、フィリピンの選手と対戦し、1対2の判定負けで王座返り咲きはなりませんでした。
所属するワタナベボクシングジムによりますと、判定後、意識がもうろうとなり、大阪市内の病院に搬送されました。
急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けたということです。現在は、経過観察中です。
日本ボクシングコミッションの規定で、開頭手術を受けた選手は、プロライセンスが失効し、引退となります。
開新高校ボクシング部監督で、高校時代に指導した西垣祥二郎さんはKABに取材に対し「ショックしかありません。一生懸命で闘志を全面に出す丈夫な子だったから、1日も早い無事を祈ります」とコメントしています。