2025年、熊本県内で発生した電話で「お金」詐欺の被害が去年の3倍以上と過去最悪のペースで、警察は注意を呼びかけています。
熊本中央署では、29日朝、電話でお金詐欺被害を未然に防ぐ貢献をしたとして、みずほ銀行熊本支店と、熊本銀行花畑支店の支店長らに感謝状を贈りました。
70代の男性がSNSを使って接触した相手に、約200万円を送金しようとした場合や、別の70代の男性が、高額支援金を受け取る手数料として送金しようとした際に、いずれも声かけをして被害を防いだものです。
熊本中央署・署長
「最後の砦になりますので、そこで防止していただくのは本当にありがたいことであります」
熊本県内で発生した電話で「お金」詐欺の被害は、2024年の3倍以上と、過去最悪のペースで、5月20日時点では、2024年よりも60件多い88件で、被害総額は約4億1300万円となっています。
熊本県警によりますと、80歳以上の高齢者が被害に遭うケースが急増していて、特に男性は、役所や警察など公的機関をかたる手口の「架空料金請求詐欺」の被害が多く、女性は息子になりすました「オレオレ詐欺」の被害に遭う傾向があるということです。