大津高校サッカー部で、後輩の男子部員に全裸で土下座を強要した罪に問われている元上級生2人の裁判で、被害を受けた男性が当時の状況を証言しました。
強要の罪に問われているのは、当時大津高校サッカー部に所属していた2人です。
起訴状などによりますと、2022年1月、全国大会のため宿泊していた施設で、当時2年生だった男子部員2人が、後輩の男子部員に対し全裸で土下座をさせたということです。
28日の証人尋問で、被害を受けた男性は「土下座して謝れ全裸になれ、などと言われ、早く逃げ出したくて土下座した。2人を一生許さない」と話しました。
また、その当時、同じ部屋にいた当時高校1年生の部員も止めたかったが、止めたら標的にされると思って止めなかった。度を超えていると思ったと話しました。
一方、2人の被告は、起訴内容を否認し、無罪を主張しています。