「家庭教師のトライ」の運営会社が教材で水俣病が「遺伝する」と誤った表現をした問題で、環境省はトライ側に対して再発防止策を報告するよう要請しました。

この問題はトライグループが中学生向けオンライン教材の中で、水俣病が「遺伝する」と誤った表現をしたものです。

環境省によりますと２９日に実施した社長へのヒアリングで「社内チェックで間違いと指摘できないままリリースされた」と説明を受けたということです。その上で環境省はトライに対して再発防止策を含めた今後の対応について１週間以内に報告するよう要請をしたと明らかにしました。

トライは「差別や偏見につながりかねない誤りであることを重く受け止めており、深く反省するとともに利用者や関係者の皆さまに対して心よりお詫びいたします」としています。