相次ぐ運行トラブルを受け立ち上げた再生のためのタスク・フォースがようやく動き出しました。
熊本市交通局の抜本的な改革のために1日に設置した「市電再生タスク・フォース」。初日にレールの損傷が見つかり、初会合が延期となり、2日後には電気系統トラブルも発生しました。
2日遅れで開かれた初会合では、交通事業管理者が「現場が安心して働いていける環境をつくることが、ひいては市電の安全安心な運行につながるのではないかと思います。やり遂げるんだという強い覚悟をもって、難局に立ち向かっていただきたいと思います」と述べました。
市長事務部局から派遣された5人と交通局の職員11人で構成されています。
組織全体を立て直すため「人事」「組織体制」「施設整備」「経営」など分野ごとにわけて課題の解決策を考えます。
総務副課長
「今回は交通局の立て直しと再生プロジェクトということで、現場の方の意見を聞きながら、いろんな課題について深掘りしていきたいと思います」
まずは、年内に運転士の処遇改善や設備の更新、運行体制などの課題について方向性をとりまとめるとしています。