熊本県議会が開会し、分娩を取り扱う医療機関に対する支援事業費1億2700万円を含む総額82億円あまりの一般会計補正予算案などが提案されました。
提案理由の説明に先立ち、木村知事は次のように述べました。
木村知事
「水俣病の教訓を次世代に伝えていくことの重要性を改めて認識するとともに、来年、水俣病公式確認70年に向け、啓発事業のさらなる強化に取り組み、水俣病に関する正しい理解の促進に努めてまいります」
水俣病をめぐっては「家庭教師のトライ」を運営するトライグループが、中学生向けオンライン教材の中で「遺伝する」と誤った表現をしていました。
トライグループは「水俣病被害者・支援者連絡会」に対し4日、文書を送り「差別・偏見の撲滅に向け活動してきた連絡会の努力を踏みにじることになり深くお詫び申し上げます」などと謝罪しました。