熊本県では11日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降る所があり、大雨となるおそれがあります。
気象台によりますと、九州北部地方では、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となっています。
これまでに降った雨量は次の通りです。
■9日午後4時までの降水量(速報値)
人吉市 138.0ミリ
球磨村 130.5ミリ
多良木町 122.0ミリ
湯前町 118.0ミリ
山江村 116.0ミリ
九州南部にある梅雨前線が次第に北上し、11日にかけて九州北部地方に停滞する見込みで、大雨となるおそれがあります。予想される雨量は次の通りです。
■1時間雨量(10日)
熊本、阿蘇地方 60ミリ
天草・芦北、球磨地方 40ミリ
■24時間雨量(10日午後6時まで)
熊本、阿蘇地方 200ミリ
球磨地方 180ミリ
天草・芦北地方 150ミリ
気象台は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
また、落雷や突風にも注意が必要です。