備蓄米の販売が熊本県内でも始まりました。熊本市東区の量販店ミスターマックス熊本インター店に7日、コメを求める長蛇の列ができました。
午前5時過ぎから並んだという男性は―
「大都会の方ばっかりしか来ないんだなと思っていたら、熊本でこんな風に(販売された)古古米だけれども食べてみないと。わくわくしている」
開店を15分前倒して販売が始まったのは、随意契約による政府の備蓄米。熊本県内では初めてです。価格は1944円で、700袋用意され、1家族1つに制限して販売されました。
購入者
「待ったかいがありました」
「いまの1800円、1900円の値段じゃなくても、これを機にもうちょっと安くなってくれたら、ありがたい」
佐藤由季アナウンサー
「開店からおよそ30分。700点全ての備蓄米が完売しました」
一方、備蓄米を手に入れられなかった人達は、銘柄米の購入を検討していました。
価格に倍以上の開きがある二極化が起こっているのが現状です。
ANNの世論調査では、コメの価格について、備蓄米の放出が始まった3月以降「高くなった」と感じている人が40%「安くなった」と感じている人が9%「変わらない」は42%でした。
農水省によると、熊本県内の備蓄米を含むコメの店頭価格は、5月29日時点で3599円から3780円。家計を助ける価格帯のコメの販売にはしばらく注目が集まりそうです。
ミスターマックス取締役
「3カ月の販売を想定して準備をいたしております。備蓄米はしっかりと計画通りお客様にいち早く届けながら、今まで通りしっかりと銘柄米も準備し続けるというのが、我々の使命だと思っています」
今週以降、順次、全店で販売する予定です。
コンビニでの備蓄米販売も始まっていますが、大手のローソンによると、精米・袋詰めに時間がかかるため、5日に東京・大阪の10店舗で販売したということです。
今後は14日に、2キロの備蓄米を沖縄を除く全国のおよそ1万3800店舗で販売する予定です。