前日の夜に線状降水帯予測が発表された九州北部地方。熊本県内では、10日早朝から県北を中心に、その後、県南へと雨雲が移り、大雨をもたらしました。
降り始めからの雨量は、湯前町で221ミリ阿蘇市で209ミリなどとなっています。
阿蘇市狩尾では、道路上でトラックが斜めに…。雨の影響で走行中に道路が陥没した可能性があるということです。
内原健文アナウンサー
「和水町では、この雨の影響で、土砂崩れが起きたということです。道路一面に土砂が流れ込んでいて、現在、復旧作業が行われています。斜面の上のフェンスがなぎ倒されているのが分かります」
和水町では、ため池が決壊して土砂崩れが発生。けが人はいませんでしたが、県道6号は全面通行止めとなっています。
線状降水帯発生のおそれはなくなりましたが、11日までに予想される雨量はいずれも多いところで1時間に30ミリ、11日午後6時までの24時間で100ミリとなっています。
降り続く雨で地盤が緩くなっているところがあるため、土砂災害などに十分注意が必要です。