熊本県経済の活性化も目的に、新たにキャッシュレス決済ができるスマートフォンアプリが誕生しました。
井上聖貴アナウンサー
「かざすだけで決済が完了する、くまモン!Payです」
熊本県内の銀行を含む全国200の金融機関の口座などからチャージが可能です。
いわゆるスマホでの支払いなどキャッシュレスが進む中、より利便性を高めることが狙いで、11日の会見には、県内の金融機関の代表らが参加しました。
井上聖貴アナウンサー
「路線バスや市電といった公共交通機関でも利用できます」
くまモン!Payを開発したのは、地域限定の交通系ICカード「くまモンのICカード」事業を担う肥後銀行。キャッシュレス決済の選択肢が多い中で、開発した狙いはとは?
肥後銀行・笠原慶久頭取
「くまモン!Payで決済いただいたデータは、匿名加工処理を施した後に、加盟店や地方自治体にレポートや生データとして提供させていただきます」
決済データの提供を有料にするかは検討中としていますが、企業の業務効率化を図り、県内の経済に好循環を生み出したい考えです。
サービス開始はiPhoneなどで16日、Androidは7月14日から。今年度内にQR決済や自治体で発行されるデジタル商品券なども利用できる機能を実装予定で、2028年3月までに17万人の利用者を目指すとしています。