木村知事
「県立大学を活用して、半導体関連人材の新たな育成環境を作っていこうという思いで、理事長と私は一致しております」
九州内で年間1000人が不足すると試算されている半導体関連人材。
TSMCの進出で、半導体関連産業の集積が進むなか、人材育成は熊本県内でも喫緊の課題となっています。
木村知事は13日の熊本県議会で、熊本県立大学に、半導体に関する新たな学部を設置する検討を進めていることを明らかにしました。
熊本県立大学・黒田忠広理事長
「熊本県は世界のハイテク産業の中心である。こちらから世界のことを考える前に、世界が熊本県を選んでここに集まってくる」
熊本県立大学では2024年、東京大学大学院などで40年以上半導体の研究開発に携わってきた黒田忠広さんが理事長に就任。
木村知事と議論を重ねてきました。
木村知事
「世界的な権威である黒田先生が熊本に来ていただいたことによって、研究者のみなさんが黒田理事長とともに熊本に来ていただけることを期待しています」
木村知事は、新学部の設置はTSMC熊本第3工場の誘致にもつながるとして、今年秋までに方向性を示したい考えで、16日には黒田理事長らと共同で記者会見を行う予定です。