熊本市職員の女性が飲酒運転の車にはねられ亡くなった事故から1年となった15日、現場には、追悼の花が手向けられました。
去年6月、熊本市中央区細工町で、熊本市の児童相談所職員、横田千尋さん(当時27歳)が飲酒運転の車にはねられ亡くなりました。
事故から1年となった15日、横田さんの同僚らが現場を訪れ追悼の花を手向けました。
訪れた人
「自分事にならないと意識が深まっていかないと思うので、ちょっとでも自分の事として捉えていってくれる人が増えればいいのかなと思います」
飲酒運転の根絶に向け、熊本県警は、14日午後10時から熊本市中央区の国道266号で飲酒検問を実施しました。
熊本南署・交通第一課長
「我々は大切な人の笑顔や未来を一瞬にして奪う飲酒運転を絶対に許しません。お酒を飲んだらハンドルは握らないという単純な交通ルールを守っていただきたい」
15日午前2時までの4時間で、1人を酒気帯び運転で検挙したということです。
飲酒運転の検挙件数は今年1月から4月までで118件で、去年の同じ時期と比べて、9件増加しています。
飲酒死亡事故をめぐり、熊本地裁は5月、運転していた元飲食店従業員松本岳被告に対し、危険運転致死傷などの罪で懲役12年の判決を言い渡しましたが、被告側は判決を不服として控訴しています。