熊本県立大学に半導体に関する新たな学部を設置する構想について、大学が2027年春の新設を目指し、検討を始めることが明らかになりました。
黒田理事長
「シリコンは国家なり、半導体は国家なり、という時代を迎えるにあたって、私たちは何をしなければいけないのか。半導体の新たな教育システムを作って、次世代を担う人材教育を行うことが、この時代、この地域に生きる私たちの責務だと考えております」
熊本県立大学の黒田忠広理事長は、世界の半導体市場が2030年には160兆円規模に拡大する見通しもあり「産業として黄金期を迎える」と意義を強調。2027年春にも学部を新設したいと話しました。
半導体に関する人材育成を巡っては、熊本大学が昨年度、製造プロセスを学ぶ「情報融合学環」を新設。地元人材の育成に向けた動きが広がっています。