新たなごみ処理施設の建設計画の停滞の責任を取って天草広域連合長を辞任する馬場昭治天草市長の後任に、堀江隆臣上天草市長の就任が決まりました。
天草広域連合を構成する天草市・上天草市・苓北町の市長と町長による選挙で、上天草市の堀江隆臣市長の連合長就任が決定しました。
天草広域連合は、天草市楠浦町に建設予定の新ごみ処理施設をめぐって、福岡県の企業などのグループと建設・運営費合わせ368億円あまりの契約を結びましたが、この企業グループが、未着工の資源化施設を建設中とした事実と異なる説明をしたと発覚し、契約を解除しました。
馬場連合長は計画を停滞させた責任を取って辞任するとしたうえで、5月の臨時議会に損害賠償請求権を行使せず和解する案を提出し、賛成多数で可決されていました。
新連合長となる堀江市長は、16日の会見で「ごみ処理施設については、スタート地点に戻り、構成自治体の考えを集約し進めていきたい」としました。