道路や公園設備の損傷を見つけた市民が通報できる熊本市の公式LINEが改良されました。
記者
「今年2月、市民の通報により、この場所で道路の陥没が発見されました。そのような場合に、熊本市の公式ラインアプリから通報することができます」
公式LINEを活用した「市民通報」。市民に道路の陥没や公園の遊具の破損などを通報してもらおうと、熊本市が2021年から運用しています。
(土木総務課長)
「道路、河川、公園の損傷や不具合について、通報できる仕組みになっている」
今年3月までの4年間で、1720件の通報が寄せられていて、通報のおよそ4割が路面の陥没など道路に関する通報でした。
通報があれば、各区の土木センターが内容を確認し、緊急性がある場合は、すぐ対応するそうです。
LINEを活用することで、電話と比べ、通報者との情報の交換がスムーズになったといいます。
(土木総務課長)
「写真とGPSで位置情報を送られる仕組みになっていると思うので、迅速な対応や緊急性を判断するのに正確な情報が得られるのがメリット」
LINEで24時間受け付けていて、匿名でも通報できます。
今回の改良では、通報の際に入力する項目を3分の1削減し、通報の手順を簡略化して利用しやすくしたということです。
(土木総務課長)
「パトロールなどもしているが、気付きにくい点、例えば防護柵がグラグラしているとか、事故の発生の抑制にもつながるので、ぜひ気軽に通報していただきたい」