熊本県菊陽町は、TSMC熊本工場のそばに新たな工業団地の整備を進める方針を固め、地権者に向けた説明会を開きました。
記者
「TSMC第1工場のすぐ南側に広がる広大な農地。菊陽町はここに新たな工業団地を整備する方針を固めました」
菊陽町が工業団地の整備を決めたのは、TSMC第1工場から県道を挟んで南側にあるおよそ24ヘクタールの農地です。
TSMC第2工場の着工が年内にも見込まれるなど、周辺地域では半導体産業のさらなる集積が進むとみられます。工業団地は関連企業の受け皿確保を目的としていて、菊陽町は去年9月、整備計画の構想を発表。その後の調査の結果、地価や資材の高騰を踏まえたうえでも、採算性の確保が見込めると判断したということです。
町役場では19日、地権者を対象とした説明会が開かれました。
吉本孝寿町長
「企業集積の受け皿として、県内外からの期待が高く、地域経済の発展にとっても重要なステップと確信しております」
今後、地権者との土地売買契約を進めたうえで造成工事を始め、2031年度からの分譲開始を目指すとしています。