童謡「あんたがたどこさ」ゆかりの地で、「タヌキ」が持ち去られました。
神社関係者
「盗まれるというのは初めてのことだったので、ちょっと驚いておりました」
18日早朝、防犯カメラが捉えた映像です。神社に入ってきた人物は「タヌキの置き物」を手に取り、次々とかばんに入れていきます。
20日午前3時ごろの映像にも坊主頭の人物が持ち去る様子が映っていました。
犯人が持ち去ったのはタヌキの置物です。
映像が撮影された熊本市中央区の船場菅原神社では、童謡「あんたがたどこさ」に登場するタヌキゆかりの神社として、境内にたぬきの置物を並べていました。
神社関係者
「神社の成り立ちと関係ある『あんたがたどこさ』の手まり唄のゆかりの神社としては、狸はなくてはならないもの」
神社を管理する冨重さんは、数日前、タヌキの置物が減っていることに気が付きました。
「6月に入って、1日に1個2個とどんどん減っていって」
全国から奉納・寄贈され集まった15体ほどのタヌキの置物は、次々と減って、残り6体に。心無い行為を、これ以上見過ごせないと19日に警察に被害届を出しています。
なお20日も、午後2時30分ごろ、小さなたぬきの置物が再び盗まれたということです。防犯カメラには、長髪で日本の国旗を背負った人物が映っていたということです。