熊本市議会の委員会で、市交通局は老朽化したレールの交換を急ぐ考えを示しました。
(交通事業管理者)
「またしても運行上のトラブルを引き起こしてしまい、責任を痛感しております。誠に申し訳ございませんでした」
去年から運行トラブルが続いている熊本市電。1日には、老朽化が原因とみられるレールの補修部分の剥離が確認され、一時運休しました。
20日に開かれた市議会都市整備分科会では、委員から、30年以上使用されているレールの老朽対策が必要ではないかと指摘があり、市交通局は、今後、他都市の状況も参考にして、対策をとる考えを示しました。
(熊本市交通局担当者)
「30年超えが、全体の40%を超えているという状況なので、加速化して30年超えているものを軌条(レール)交換していきたい」
熊本市交通局では、レールの耐用年数の目安を30年としていて、全長12.1キロある市電のレールのうち、設置から30年以上経過しているものが、約半分のおよそ5.7キロあるということです。