7月3日公示、20日投開票の日程が決まった参議院議員選挙。週末に行われた東京都議選の影響はあるのでしょうか。
崇城大学の今井亮佑教授(政治学)は、次のように話します。
「小泉農水大臣の登場で、内閣支持率は、底を打って若干上向きにあるといわれていますが、都議選の結果からは、依然として自民党には逆風が吹いているかなと思います。
今回の都議選は、前回よりも投票率が5.2ポイント上がりました。増えた分が各政党候補にまんべんなくいっていたら、自民党候補の票も伸びるども、前回・今回続けて立候補している自民党候補の選挙区において、軒並み自民党候補は票を減らしている。
ということは、新しく今回投票に行った人たちの支持を得られていない、前回支持してくれた人が離れているということで、これは公明党も同じ状況が生じていまして、公明党も票を減らしている。ということは、自民党と公明党は、参議院の選挙区選挙で共闘するので、公明党の組織力の低下も、自民党にはマイナスに働くかなと思います。
熊本選挙区の話になると、参政党が都議選で3議席とっていますが、参政党は熊本は強いところですから、今回も票を伸ばす可能性があるかなと思います。
そして、自民党と立憲民主党の対決になりますけれども、保守王国において、自民党候補強かったわけですが、ここに風穴を開けることができるか、全国的にも注目を集める選挙区になるかなと思います」
(くまもとLive touchより)