7月13日に初日を迎える大相撲名古屋場所の番付発表があり、熊本市の文徳高校出身で、新入幕の「草野」がまげ姿を披露し、意気込みを語りました。
白の紋付羽織袴で新入幕会見に臨んだ「草野」。番付を見て一番上の階級の42人に入る幕内力士になった実感が湧いたといいます。
「名前が大きく載っていたので、出世したなとうれしく思います」
先場所までざんばら髪でしたが、力士の象徴でもあるまげを結うことができました。
「まだ鏡で自分の姿見ていないのでわからないのですけど、似合っているかはわからないですけど、違和感が・・・頭の感じが違和感です」
草野は新十両となった3月の大阪場所では、初日から12連勝で初優勝を飾り、先場所も2場所連続優勝で、7月の名古屋場所での新入幕を決めました。
東前頭十四枚目となります。師匠でもあり元横綱・照ノ富士の伊勢ヶ濱親方は、草野の持ち味について次のように語ります。
伊勢ケ濱親方
「立ち合いからの当たり、もろ差し止まらないで厳しい相撲をとる姿勢が勢いあるし、筋力をもっと大きくしていって、力強い相撲とれるようになっていけば、三役、大関、横綱を目指してほしいなと思います」
親方も期待する新入幕の草野。名古屋場所の目標を聞いてみると。
「二桁(勝利)目指して頑張ります」
すると、親方が横から「全部だ」とすかさず突っ込み「すみません。全部勝ちます」と語っていました。
会見後、報道陣に鏡を用意され、まげ姿を見た草野は「しっくりはきていないんですけど、似合ってないわけではないので、よかったです。お相撲さんになったなと感じはします」と語っていました。