参院選の公示を7月3日に控え、熊本選挙区への出馬を予定する各陣営の動きも、さらに熱を帯びています。
27日に熊本市内で決起集会を開いたのは、参政党新人の山口誠太郎さん。支援者らを前に「日本人ファースト」の政治の実現を訴えました。
山口さん
「今の政治、今の熊本の現状、不満を抱えている方は多くいらっしゃると思います。日本人ファースト、日本を良くしたいと。子や孫のために残したいと、今の日本の政治と戦っている国会議員や党員、仲間たちがいる」
自民党現職の馬場成志さんは、25日に開いた総決起大会で、TSMC進出による経済波及効果を広げるため、安定政権の実現を訴えました。
馬場さん
「今熊本はジリ貧で、ずっとこらえる番ではなく、決めて前に進むことを連続してやっていかなければいけない時であります。だから、政治力が必ず必要になってきます。熊本のために馬場成志をあげないといかんと、回りのみなさんに伝えていただきたいと思います」
立憲民主党新人の鎌田聡さんは、菊陽町で街頭演説。党本部から駆け付けた小川淳也幹事長とともに、熊本の国政議席を自民党が独占する状況の打破を呼びかけました。
鎌田さん
「税金の使い方、使われ方、こういったものを生活のためにやってほしい。そういった声をしっかりと国会に上げていく議員、訴える議員が一人ぐらい熊本にいてもいいんじゃないか。そういった思いで今回は挑ませていただいています」
衆議院で少数与党の状況が続くなか、政権選択選挙の色合いも帯びる参院選。7月3日公示、20日投開票されます。