熊本大空襲から1日で80年。熊本市で開かれた集会で、当時を知る女性が語りました。
(津下環さん)
「空襲の時は恐かったばっかりで、私は米俵の下に潜っていました『助けて』って叫ぶけど外には聞こえない」
津下環さん(90)。熊本が初めて爆撃を受けた1944年11月、8歳だった津下さんは、家族と自宅を失いました。
「熊本市内を見たら大変燃えていた。火がいっぱい燃えて、赤赤なって、うち辺りまで明るくなるような感じで」
1945年7月1日の熊本大空襲では、熊本市中心部などが焼失し、400人近い死者が出ました。
80年が経ったいま、改めて伝えたいことがあります。
「空襲はなかなか忘れられません。こんなことは二度としてはならない」