不起訴処分となった木村熊本県知事のいわゆる「コチョウラン」問題をめぐり、告発人らが検察審査会に申し立てをしました。
「すべておかしい我々が主張したことが(不起訴の)3文字によって全部否定された」
告発状などによりますと、当選祝いとして贈られたコチョウラン11鉢を、木村知事が熊本市内の病院など7カ所に贈った行為について、有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反にあたると訴えています。
去年11月、県警が告発状を受理し、捜査が進められましたが、今年5月に地検は「捜査を尽くしたが、告発事実を認定するに足りる証拠が得られなかった」とし、嫌疑不十分で不起訴処分としました。
これを不服とする告発人ら36人は、2日、処罰を求め、検察審査会に申し立てをしたということです。