参院選が公示されました。投票率は、低下傾向にあり、前回2022年の熊本県内の投票率は、全国平均を下回る49.12%でした。
こうしたなか、政治学が専門の崇城大学今井亮佑教授は次のように話します。
(今井教授)
「前哨戦となる都議選では、5ポイントほど投票率があがりました。無党派層を中心にこれまで投票に行っていなかった人が行ったと考えられます。今回の参院選でも、無党派層を中心に投票に行く人が増えて、投票率は上がるのではないかと考えています。
そう考えると、無党派層の心に響くような政策を掲げている政党が支持を集めやすいということになりますので、そういう形で投票率の上昇が影響すると考えられます」
今井教授は崇城大学で、選挙の重要性を伝えるための4コママンガを制作する授業をしています。投票率を上げるために必要なことは何だと考えますか?
(今井教授)
「若い人たちの投票率が低いといわれていますが、ぜひ、自分ごととして投票率の低い問題を考えてほしいということで、4コマ漫画や動画の制作をしてもらっている。広く若い人たちに投票を訴えかけるとするならば、テレビ局がSNSを活用して、情報をわかりやすく伝えることも大事かなと思います」
「投票の仕方がわからない、政党間の違いがわからないということで投票に行かない人もいる。もしかしたら、基本的な情報を伝えたら、投票に行ってくれるかもしれない。検証したことないので、効果のほどはわからないが、自分が投じる一票が影響を与えるということなどを、わかりやすく簡潔に伝えるショート動画をSNSで流したりすると、もしかしたら、効果があるかなと思います」
参院選の投開票日は、7月20日です