参院選初の週末、熊本選挙区の候補者も、街行く人たちに支持を訴えました。
熊本選挙区に立候補しているのは、届け出順に、政治団体NHK党・新人の立花勝樹さん、自民党・現職の馬場成志さん、参政党・新人の山口誠太郎さん、立憲民主党・新人の鎌田聡さんの4人です。
■立花勝樹候補
「やはり今の政治変わらないといけないということで」
NHK党新人の立花勝樹さんは、出身地である菊池市などで遊説を行いました。
目標は、前回2022年の参院選で前の候補が獲得した3万1000票を超えることですが、票の獲得だけを目指しているわけではないといいます。
立花候補
「私がボロボロになって負けていくけれども、次、若い方が、じゃあ、私はこうしようとか選挙で次頑張っていただければという思いで」
選挙離れが進む若者に、関心を持つきっかけを作りたいと話します。県内各地をバイクで回り、住民と直接、顔を合わせ、認知度の向上を図ります。
■馬場成志候補
自民党現職の馬場成志さんは、自民党や公明党の国会議員や県議などとともに、宇城市のJA熊本うきなど県内広い範囲で組織戦を展開しています。
「地方財政をしっかりと支えていきたい。そんな仕事をさせていただくために、また6年間の任期を頂きたい」
2期12年務める参議院議員としてだけでなく、熊本市議や県議として地方の声と向き合ってきた実績をアピール。安定した国のかじ取りを行うためにも、政権与党への支持を訴えました。
「皆さん方の声は、必ず国政に届いている」
■山口誠太郎候補
参政党・新人の山口誠太郎さんは、若者が希望を持てる社会にしたいと、投票率の向上による政治改革を呼びかけます。
「このままいけば、日本の子どもたち安心して暮らしていけないんです」
この週末は、熊本市で遊説を行い、減税による実質的な手取りの増加や少子化や物価高対策、食料自給率の向上を訴えました。
「希望や夢が持てない今の日本の状況。これを変えていくには、今の政治家を変えていくしかないんです」
このほか、インボイス制度や段階的な消費税の廃止を訴えています。
■鎌田聡候補
数多くのマラソン参加歴のある立憲民主党・新人の鎌田聡さんは「ランニング遊説」と称して、熊本市の中心市街地などを走り、各地で、街頭演説を繰り返しました。
「隙あらば弱い人の生活を苦しめる、そんな自民党政権なんです。そんな自民党しかいない。県民の暮らしにしっかりと向き合う声を、国会であげていきたいと思います」
この日は、前熊本市長の幸山政史さんが応援演説に立ち、熊本の国会議員の議席を、自民党が独占する状況では「住民の声が正しく国政に届かない」として、鎌田さんへの支持を呼びかけました。