再春館製薬所バドミントン部のシダマツがペアを解消することになりました。
監督
「このたび志田千陽と松山奈未のペアを解消することをご報告させていただきます」
シダマツの愛称で親しまれた志田千陽選手と松山奈未選手。再春館製薬所で8日、会見を開き、ペアを解消することを発表しました。
2人は高校生で初めてペアを組み、10年にわたって世界の舞台で戦ってきました。
去年のパリ五輪に人生をかけたというシダマツ。その大舞台で持ち味のスピードある攻撃を発揮し、銅メダルを獲得しました。
その後も世界の第一線で活躍しましたが、2人の思いが変わってきたといいます。
松山選手
「これ以上の努力はないと言い切れるほど準備をし挑んだオリンピックは銅メダルに終わってしまいました。これ以上強くなる自分を想像することができず、解消することを決意しました」
2人はこれまでを振り返り、互いに感謝の思いを伝えたということです。
志田選手
「同じ目標をもって一緒に走り続けられるパートナーに出会えたことも、当たり前ではないと思っていて、そんなパートナーと出会えて、一緒に戦えたこの約10年は、私にとって宝物です」
2人は引き続き再春館製薬所に残り、志田は、パリ五輪銅メダリストの五十嵐有紗選手とペアを、松山は新たなペアを探すということです。
志田選手
「私たちが今まで積み上げてきたことそして、私たちの思いはコートの中で見えるものがすべてだと思っているので、そこに目を向けてくれたらうれしいです」
シダマツとして、国内では15日からのジャパンオープンに出場し、8月の世界選手権が最後の戦いとなります。