放送文化基金賞の贈呈式が東京で開かれ、 KAB制作の「内密出産」に関するドキュメンタリーが奨励賞を受賞しました。
贈呈式は午後4時半から都内のホテルで開かれました。
放送文化基金賞は優れた番組や配信コンテンツなどに贈られるもので、今年は全国から寄せられた282件の応募や推薦の中から、16の作品と15の個人やグループなどが選ばれました。
ドキュメンタリー部門は81作品から5作品が選出されています。
ドキュメンタリー部門の奨励賞を受賞したKAB制作の「いのちつないで」は、内密出産に取り組む慈恵病院への密着取材や当事者の声を通じて、孤立した母子への支援の在り方や命について考えるドキュメンタリーです。
桐野夏生審査委員長
「内密出産の現場に寄り添い、女性だけに出産のリスクを負わせる社会ではあってはならないと強く感じさせてくれた」
大野健太郎ディレクター
「予期しない妊娠は、社会全体が向き合っていかなければならないテーマだと考えているので、今後も、意義のあるものを発信できるように取材を継続したい」
「いのちつないで」はYouTubeとTVerで配信中です。