熊本空港とJR肥後大津駅を結ぶ空港アクセス鉄道の計画について、住民説明会が開かれました。
22日夜、熊本県が開き、大津町の住民らが参加しました。県は「空港アクセス鉄道」のルートを500m幅に絞り込んだ案について、高架やトンネルで線路を整備する計画などを示しました。
住民からは、トンネル工事箇所での土砂災害の懸念や、計画は大津町にとってメリットがないなどの不満の声が相次ぎました。
また、用地買収などに関する住民との事前の話し合いが十分ではないことを指摘する意見や、実際に線路が通る場所を早めに示して欲しいという要望もありました。
県は、2027年度に整備に着手する計画で、線路が通る場所を示す図面をできるだけ早く公表したい考えです。
住民説明会は23日に菊陽町で開くほか、益城町や西原村で開催します。
空港アクセス鉄道は、JR熊本駅から空港までをおよそ40分でつなぐ構想で、2034年度の完成を目指しています。