熊本県八代市の投票所で20日、参院選の二重投票が確認された問題で、投票したのは、八代市議選に立候補を予定していた男性だったことがわかりました。
男性(47)は、20日午前8時10分ごろ、八代市の植柳幼稚園の投票所に息子の案内はがきを持参して投票を済ませました。名簿対照の際には「はい」と返事をしていましたが、年齢に違和感があったことから、係が確認したところ、案内はがきに記載されている有権者の父親であることが判明。八代市選管が警察に通報し、警察が公選法違反の疑いで調べを進めています。
男性は18日に期日前投票を済ませていましたが、KABの取材に対し「応援している候補が負けてほしくない思いで魔が差してしまった。目の前の一票がもったいないとの思いだった」と二重投票を認めています。
この男性は、8月に行われる八代市議選に立憲民主党から立候補を予定していましたが、20日当日に県連代表に報告・謝罪し、立候補を取りやめたということです。